不妊女の毒吐きブログ

不妊により心が腐りました。

「心療内科」に行くことになった理由、職場

今日は仕事が休みなので、本日2回目の投稿です。仕事といえば、結婚後、私は10年以上勤めた会社を辞めて転職しています。同じ職場で働き続けることが出来ず残念でした。

辞めた職場では、年が近いメンバーは、私以外は男性でした。同時期に結婚が重なり、男性達の家庭には比較的すぐに、子どもが産まれました。奥さん達は、結婚に際して仕事を辞めたり、パートになったりして、家庭優先の生活に切り替えているようでした。

一方の私は、理由は色々ありますが、夫の収入があったとしても、自分の生活費は自分で稼ぎたいと考えていたので、仕事を続けることは大切な事でした。

結婚後も独身の時と同じように働き続けていると、先輩や上司の中には「子どもは計画して作らないの?」と聞いてきたり、私が無理やり仕事を優先しているのではと心配されたり、想像していなかった反応がありました。

そして、定年退職した元顧問が来社した時、「子どもまだなんか、結婚して何年も経ってるのに病気ちゃうか、病院行けや」と、突然言ってきたのです。他部署の上司が私の側にいて、目線を向けると動揺している様子でした。特に私は何も言わず、適当に愛想笑いしてその場を離れました。その時、私は流産した直後でした。もし、元顧問と2人きりなら、事情を話したかもしれませんが、職場の人がいる中で、話すのは難しかったです。

また、女性の上司からは、親から孫のプレッシャー無いの?と聞かれ、素直に「ありますよ」と返答すると、プレッシャーかけるなら、(私の親が)もう何人か子ども作っておいたら良かったねん、と言ってきました。女性の上司に子どもはいませんが、可愛がってきた甥っ子が出来ちゃった結婚して、私の孫可愛いやろ?と言って、甥っ子の子どもの写真を頻繁に見せてくるようになり、あなたも早く赤ちゃん産みなよ、と言うようになりました。挙げ句の果て、コロナ禍で一律10万円の給付金が出た時には、子ども産んでたらもう10万貰えたのにな、と言ってきました。

子どもを産むことを、職場の上の立場の人間が強いるような発言をするのは、問題では無いでしょうか。私が住んでいる県では、不妊治療と仕事を両立する女性の為の相談ダイヤルがあり、私は不妊治療もしていたので、治療と仕事の両立についての相談をしつつ、職場での出来事を話しました。対応してくれた方は、私が直属の上司に話し、上司が対応するべきことだけど、言いにくいなら、担当者が同行して職場に指導することも出来る、と言ってくれました。しかし、実行したとして、私は今まで通り働けるのか不安になり、提案を断りました。

会社には、憂鬱な気持ちで行っていました。子どものことで、また何か言われるのではないかと常に緊張状態で、さらに、不妊治療のステップが上がり、採卵の為に自己注射をしたり、凍結した胚盤胞を移植する為、スケジュール通りに薬を飲んで腟錠を入れたり、妊娠する為に毎日何かやっていると、妊娠することが人生の目的のようになっていき、体外受精や顕微授精の結果が陰性で終わると、妊娠出来ない私は、生きている意味が無いと感じるようになりました。

それでも、仕事には毎月期限があり、自分の役割を果たそうと、会社には行き続け、コロナ禍でリモートワークが導入されたこともあり、何とか日々やり過ごすことが出来ました。

しかし、自宅でリモートワークしていても、憂鬱な気持ちは晴れず、職場での出来事を思い出し、人が周りにいないからこそ、泣くようになりました。パソコンに向かうと、涙が溢れて、思うように仕事が進みません。入力ミスが増え、仕事が出来なくなりました。

次回につづく