フジテレビ問題、自分の過去と対峙する③
前回からの続き
(その3)不妊治療を開始
子どもがいないことを理由に、人格を否定され、自分が子どもを本心から望んでいるのか分からないまま、不妊治療をスタートしました。
一般的な治療の流れは、タイミング→人工受精→体外受精(顕微受精)ですが、治療の前段階の各種検査で、両側の卵管閉塞が分かりました。
卵管を通す手術はしましたが、卵子の残存数も年齢平均より少なかったので、いきなり体外受精からスタートすることに。
採卵に向けて、自己注射が始まり、受精して出来た胚盤胞は最低グレードのもの2つでした。そして、凍結を経て胚移植しましたが、陰性でした。
結果は出なかったけれど、会計はしないといけない。60万円程カード決済し、その前に受けたエンドメトリオ検査は20万円ぐらい。助成金で30万円、市独自の支援制度もありましたが、40万円以上は自己負担でした。
自己注射は、自分で注射を打つ怖さ、何時に打つか時間が決まっていた為、仕事との調整、さらに、採卵日が近づくと、卵巣が爆発するのではと思うぐらいの腹部の膨張感と激痛に悶絶しました。子どものことで私を否定してきた人たちは、この痛みや苦しみを理解することも経験することも無く、無責任に他人を傷つけ、何も責任を負うことは無いと思うと、憎悪で頭がいっぱいになり、そこから人間不信に陥りました。
その①で、上司とのトラブルが無ければ、上司に相談して対応して貰う案件でした。
職場や取引先の人から言われたことはセクハラや人権侵害に当たるはずで、私個人の処理範囲を超える出来事でした。また、不妊治療でいきなりハードルの高い体外受精に進んだことで、自分の気持ちと治療内容、経済的負担が釣り合わず、心のバランスを崩してしまいました。
死んだ方が幸せなんじゃないか、
と考えるようになり、
遺書を書いて、夫に対しては、家庭のやりくりについて、引落しの一覧、保険や個人年金、資産についてまとめたノートを作り、私はこの世を去る準備を進めました。
どんな方法にするか決めかねていた時、特急電車の通過待ちで、ふと、電車に飛び込むのは辛いな、と思っていた時に、夫に残すノートで、貯金がそれなりにあったことに気づきました。
貯金を使ってからにしようかな、と思い、そこから、人生の第二幕が始まることになりました。
(その④)に続く。
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